雌においては,死亡例が20 mg/kg群で3例認められた.一般状態において,投与による変化はみられなかった.体重は,20 mg/kg群で妊娠期に一過性の低値がみられた.摂餌量は,20 mg/kg群で妊娠期に一過性の低値がみられた.剖検では,10および20 mg/kg群で前胃粘膜の肥厚および潰瘍がみられた.器官重量では,投与による変化はみられなかった.病理組織学検査では,胃において2.5 mg/kg群で前胃角化亢進,前胃上皮過形成および前胃粘膜への炎症細胞浸潤がみられた.5 mg/kg群では,前胃角化亢進,前胃上皮過形成および前胃粘膜への炎症細胞浸潤がみられた.10 mg/kg群では,前胃角化亢進,前胃上皮過形成および前胃粘膜への炎症細胞浸潤がみられた.20 mg/kg群では,前胃角化亢進,前胃上皮過形成および前胃粘膜への炎症細胞浸潤がみられた.
発情回数,交尾率,交尾所要日数,受胎雌数,妊娠期間,分娩状態,哺育状態,受胎率,妊娠黄体数,着床数,着床率および出産率では,投与による変化はみられなかった.
総出産児数,死産児数,哺育0日の新生児数,分娩率,児の産出率,出生率,哺育4日の生存児数,新生児の4日の生存率,新生児の外表,一般状態,体重および剖検所見では,投与による変化はみられなかった.
以上のように,N-フェニルマレイミドの一般毒性学的無影響量は,雄では5 mg/kg投与により胃に影響が認められたことから2.5 mg/kg/day,雌では2.5 mg/kg投与により胃に影響が認められたことから2.5 mg/kg/day未満と考えられる.また,生殖発生毒性学的な無影響量は,雌雄とも20 mg/kg投与してもいずれの観察項目にも影響は認められなかったことから20 mg/kg/dayと考えられる.児動物では,20 mg/kg投与してもいずれの観察項目にも影響は認められなかったことから20 mg/kg/dayと考えられる.
被験物質は,コーンオイルで懸濁して調製した.調製に際して,被験物質の純度による換算は実施しなかった.なお,調製液は,室温・遮光条件下で7日間保存しても安定性に問題のないことが確認されていたため,各濃度の調製液は調製後,室温・遮光条件下で保管し,調製後7日以内に使用した.投与開始日に使用した各投与検体中の被験物質濃度をした結果,被験物質濃度に問題はなかった.
動物は,室温20〜26 ℃,湿度40〜70 %,明暗各12時間(照明:午前6時〜午後6時),換気回数12回/時に維持されている飼育室で飼育した.検疫・馴化期間中はステンレス製ケージを用いて1ケージ当たり5匹までの群飼育とし,群分け後はステンレス製ケージを用いて個別飼育した.母動物は,妊娠18日以降オートクレーブ処理した床敷(サンフレーク,日本チャールス・リバー(株))を入れたプラスチック製ケージで個別飼育し,自然分娩および哺育させた.飼料は固型飼料(CRF-1,オリエンタル酵母工業(株)を自由に摂取させた.ただし,雄は投与終了日(投与49日)の夕刻から絶食した.飲料水は水道水を自由に摂取させた.
投与開始日の週齢は雌雄とも10週齢であり,体重範囲は雄が311〜347 g,雌が230〜271 gであった.
投与量は,雄ラットを用いた2週間経口投与による予備試験1)(投与段階:0,12.5,25,50および100 mg/kg)の結果により決定した.すなわち,死亡例が,25および50 mg/kg群で各1/5例,100 mg/kg群で4/5例認められた.また,12.5 mg/kg以上の群で流涎および前胃粘膜の肥厚,25 mg/kg以上の群で体重の低値あるいは低値傾向,50 mg/kg以上の群で摂餌量の低値がみられた.そこで,当試験では,20 mg/kgを最高用量とし,以下公比2により10,5および2.5 mg/kgとした.また,対照として媒体(コーンオイル)のみを同容量投与する群を設けた.1群の動物数は,雌雄それぞれ12例とした.
投与期間は,雄では交配前14日間とその後35日間の合計49日間とし,雌では交配前14日間,交配期間中(最長14日間),妊娠期間中および哺育3日までの合計40〜51日間とした.なお,投与開始日を投与1日とした.
3時間尿:色調は,外観判定とした.pH,蛋白質,ブドウ糖,ケトン体,ビリルビン,潜血,ウロビリノーゲンは,尿検査試験紙(ウロペーパー 栄研 7,栄研化学(株))に尿を滴下後に尿自動分析装置(US-2100,栄研化学(株))を用いて検査した.尿沈渣は,沈渣を尿沈渣染色液で染色後に顕微鏡下で観察した.なお,採尿は,当日の検体投与後に行った.
21時間尿:比重を屈折率により屈折型尿比重計(ユリペット-D,(株)ニコン)を用いて測定した.
24時間尿:尿量を比重と重量から算出した.
赤血球数(RBC),ヘモグロビン量,ヘマトクリット値,血小板数および白血球数(WBC)は,EDTA-2K処理した血液について,多項目自動血球計数装置(Sysmex K-4500,シスメックス(株))を用いて測定した.さらに,平均赤血球容積(MCV),平均赤血球血色素量(MCH)および平均赤血球血色素濃度(MCHC)を算出した.
網状赤血球比率は,EDTA-2K処理した血液をBrecher法により超生体染色してスライドガラスに塗抹後,Giemsa染色標本を作製して顕微鏡下で赤血球1000個中の網状赤球数を計数した.
白血球百分率は,EDTA-2K処理した血液をスライドガラスに塗抹し,May-Giemsa染色標本を作製して顕微鏡下で白血球100個を分類計数した.
プロトロンビン時間(PT),活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)およびフィブリノーゲン濃度は,3.13 %クエン酸ナトリウムで処理後,遠心分離(約4 ℃,3000 rpm,15分間)して得た血漿について,散乱光検出方式により血液凝固分析装置(コアグマスター,三共(株))を用いて測定した.
ASTはMDH-UV法,ALTはLDH-UV法,ALPはρ-ニトロフェニルリン酸基質法,γ-GTPはL-γ-グルタミル-3-カルボキシ-4-ニトロアニリド基質法,総蛋白はBiuret法,総ビリルビンは安定化ジアゾニウム塩法,尿素窒素はウレアーゼ・GlDH法,クレアチニンはクレアチニナーゼ・F-DAOS法,ブドウ糖はヘキソキナーゼ・G-6-PDH法,総コレステロールはCOD・HDAOS法,トリグリセライドはGPO・HDAOS法,Caはο-CPC法,無機リンはPNP・XDH法,Na,KおよびClはイオン選択電極法により,いずれも生化学自動分析装置(AU 400,オリンパス光学工業(株))を用いて測定した.
アルブミン量は総蛋白量および蛋白分画値[電気泳動法,自動電気泳動装置(AES 310,オリンパス光学工業(株))]から,A/G(アルブミン/グロブリン)は蛋白分画値から算出した.
死亡例は,発見後速やかに剖検し,妊娠黄体数および着床数を数えた.
交尾確認は毎朝ほぼ一定時刻に行い,腟垢内に精子または腟栓を確認した雌を交尾成立動物として,その日を妊娠0日として起算した.
体重,摂餌量,尿量,尿比重,血液学検査,血液生化学検査,器官の絶対重量および相対重量,発情回数,交尾所要日数,妊娠期間,妊娠黄体数,着床数,着床率,総出産児数,死産児数,新生児数,分娩率,児の産出率,出生率,哺育4日の生存児数,新生児の4日の生存率,性比および外表異常の出現率は,各群で平均値および標準偏差を算出した.その後,Bartlett法による等分散性の検定を行い,等分散の場合には一元配置法による分散分析を行い,有意ならばDunnett法により行った.一方,等分散と認められなかった場合は,順位を利用した一元配置法による分析(Kruskal-Wallisの検定)を行い,有意ならば順位を利用したDunnett型の検定法により行った.
交尾率,受胎率および出産率は,x2検定により行った.なお,妊娠1日に死亡した20 mg/kg群の1例では,妊娠の成否が不明であったため,受胎率の集計には用いなかった.また,妊娠19日に死亡した20 mg/kg群の1例では,出産率の集計には用いなかった.
病理組織学検査において,20 mg/kg群の雌雄で毒性学的影響が示唆され他の用量群についても検査を実施した胃の所見については,対照群との群間比較を上記の順位を利用したDunnett型の検定法を用いて行った.そこで対照群との間に有意差が認められた場合は,Cochran・Armitageの傾向検定を用いて用量反応性の検定を行った.
一般状態観察において,対照群および2.5 mg/kg群では異常はみられなかった.5,10および20 mg/kg群では,投与後に一過性の流涎がみられた.また,20 mg/kg群では,投与38および39日に被毛の汚れが1例みられた.
色調,pH,蛋白,糖,ケトン体,ビリルビン,潜血,ウロビリノーゲンおよび沈渣は,各投与群とも対照群とほぼ同程度であった.
その他,2.5 mg/kg群では,対照群と比べてNaの有意な低値がみられたが,投与量に依存したものではないことから,投与に基づく変化ではないと判断される.また,5および10 mg/kg群では,対照群と比べて無機リンの有意な高値がみられたが,投与量に依存したものではないことから,投与に基づく変化ではないと判断される.
その他,10 mg/kg群では左精巣と左精巣上体の萎縮が1例,右精巣上体に黄白色結節が1例みられたが,これらの変化はいずれも偶発所見と判断される.
器官重量において,2.5,5および10 mg/kg群では対照群と比べていずれの絶対および相対重量にも有意差はみられなかった.20 mg/kg群では,対照群と比べて脾臓の相対重量の有意な高値,有意差は認められないものの脾臓の絶対重量の高値傾向がみられた.
心臓:2.5 mg/kg群では限局性の組織球浸潤が6例,5 mg/kg群では2例,10 mg/kg群では5例みられた.20 mg/kg群では,限局性の組織球浸潤が3例と心筋線維化が2例みられた.なお,限局性の組織球浸潤は,投与量との関連が明確ではないこと,対照群でも通常認められることから,偶発所見と考えられる.
その他には,肝臓において微小肉芽腫が,脾臓において髄外造血が,腎臓において尿細管好塩基性変化,尿細管硝子滴出現およびリンパ様細胞浸潤が,精巣において精細管萎縮およびライディヒ細胞過形成が,精巣上体において精子減少が,前立腺においてリンパ様細胞浸潤が,甲状腺において異所性胸腺がみられたが,これらの変化はいずれも偶発所見と判断される.
生存例の一般状態観察において,対照群および2.5 mg/kg群では異常はみられなかった.5 mg/kg群では投与後に一過性の流涎が2例,10 mg/kg群では12例,20 mg/kg群では9例みられた.なお,10 mg/kg群では,哺育0日に被毛の汚れが1例みられたが,20 mg/kg群では認められないことから,投与に基づくものではないと考えられる.
妊娠期間中において,2.5,5および10 mg/kg群では対照群と比べていずれの測定日の体重にも有意差はみられなかった.20 mg/kg群では,対照群と比べて妊娠14日に体重の有意な低値がみられた.
哺育期間中において,各投与群とも対照群と比べていずれの測定日の体重にも有意差はみられなかった.
妊娠期間中において,2.5,5および10 mg/kg群では対照群と比べていずれの測定日の摂餌量にも有意差はみられなかった.20 mg/kg群では,対照群と比べて妊娠9日に摂餌量の有意な低値がみられた.
哺育期間中において,各投与群とも対照群と比べて摂餌量に有意差はみられなかった.
死亡例においては,20 mg/kg群の1例で前胃粘膜の潰瘍がみられたが,他の2例では異常は認められなかった.妊娠19日に死亡した1例では,異常はみられなかった.なお,妊娠1日に死亡した1例では,妊娠の成否は不明であった.
器官重量において,5および20 mg/kg群では対照群と比べていずれの絶対および相対重量にも有意差はみられなかった.2.5 mg/kg群では対照群と比べて甲状腺の相対重量の有意な低値,10 mg/kg群では脳および甲状腺の相対重量の有意な低値がみられたが,投与量に依存した変化ではないことから,投与に基づくものではないと考えられる.
心臓:対照群,2.5,5および10 mg/kg群では,異常はみられなかった.20 mg/kg群では,限局性の組織球浸潤が1例みられたが,雄と同様に偶発所見と考えられる.
その他には,肝臓において髄外造血が,胸腺において皮質の萎縮が,脾臓において髄外造血および広範壊死が,膀胱において粘膜水腫が,甲状腺において異所性胸腺が,乳腺において腺癌がみられたが,これらの変化は対照群でも通常観察される変化であり,また,対照群の出現頻度と比べて差がないことから,偶発的変化と判断される.
未交尾の組み合わせは,20 mg/kg群で1組みられた.しかし,交尾率には各投与群と対照群との間に有意差はみられなかった.交尾所要日数は,各投与群とも対照群との間に有意差はみられなかった.
不受胎雌は,いずれの群にもみられなかった.ただし,20 mg/kg群の1例は,妊娠1日に死亡し,妊娠の成否の確認ができなかっため受胎率の集計から除外した.したがって,受胎率はいずれの群とも100 %であった.
分娩状態において,対照群,2.5,5および20 mg/kg群ではいずれの母動物にも異常はみられなかった.10 mg/kg群の1母動物では,出産児が全例死亡したため,新生児は得られなかった.
各投与群とも,対照群と比べて妊娠黄体数,着床数および着床率に有意差はみられなかった.
出産率は,対照群,2.5,5および20 mg/kg群では100 %であった.10 mg/kg群では,1母動物で新生児が得られなかったため出産率は91.7 %であった.なお,20 mg/kg群の1母動物は,妊娠19日に死亡したため出産率の集計から除外した.
哺育状態において,いずれの群とも異常はみられなかった.
新生児の外表観察においては,対照群,2.5,5および10 mg/kg群では異常はみられなかった.20 mg/kg群では,無尾がみられたが,1例のみで対照群と比べて有意差が認められないことから,偶発例と考えられる.
死産児においては,いずれの群とも異常はみられなかった.
新生児の一般状態において,いずれの群とも異常はみられなかった.
雄に関しては,死亡および瀕死例はいずれの群にも認められなかった.一般状態では,20 mg/kg群で被毛の汚れが1例認められたが,一過性のものであることから,軽微な変化と考えられる.なお,5,10および20 mg/kg群で投与後に一過性の流涎がみられたが,被験物質の刺激性に基づくものと判断され,毒性症状とはみなさなかった.体重において,20 mg/kg群でほぼ投与期間を通して低値傾向がみられた.また,摂餌量においては,10および20 mg/kg群で投与13日に一過性の低値がみられた.投与期間終了前の尿検査において異常はみられなかった.投与期間終了時の血液学検査において20 mg/kg群でPTおよびAPTTの低値あるいは低値傾向,血液生化学検査において20 mg/kg群で総蛋白およびアルブミン量の低値がみられた.剖検では,5 mg/kg群で前胃粘膜の潰瘍および浮腫,10 mg/kg群で前胃粘膜の肥厚,20 mg/kg群で前胃粘膜の肥厚と潰瘍がみられた.また,器官重量では,20 mg/kg群で脾臓の絶対および相対重量の高値傾向あるいは高値がみられた.病理組織学検査において,胃では5,10および20 mg/kg群で前胃角化亢進,前胃上皮過形成および前胃粘膜への炎症細胞浸潤,20 mg/kg群ではさらに腺胃粘膜への炎症細胞浸潤および前胃のびらんがみられた.以上のように,N-フェニルマレイミドの一般毒性学的影響としては胃への影響が顕著であった.血液生化学検査において認められた総蛋白およびアルブミン量の低値,器官重量で認められた脾臓の絶対および相対重量の高値あるいは高値傾向は,関連した器官・組織に病理組織学影響はみられなかったことから,軽微な変化と考えられる.
雌に関しては,20 mg/kg群で3例が死亡した.なお,20 mg/kg群の死亡例では,各組織に死後変化が認められ,病理組織学的に死因を明らかにできなかったが,剖検において前胃粘膜の潰瘍が1例認められていることから,消化管障害が死因の一部と考えられる.一般状態観察において,雄の場合と同様に5,10および20 mg/kg群で認められた流涎は毒性症状とはみなさなかった.体重において,20 mg/kg群では,妊娠期に一過性の低値がみられた.摂餌量において,20 mg/kg群では,妊娠期に一過性の低値がみられた.剖検において,10および20 mg/kg群で前胃粘膜の肥厚および潰瘍がみられた.しかし,器官重量では,投与に起因する変化はみられなかった.病理組織学検査において,生存例の胃において2.5,5,10および20 mg/kg群では,前胃角化亢進,前胃上皮過形成および前胃粘膜への炎症細胞浸潤がみられた.5および20 mg/kg群では,さらに前胃潰瘍がみられたが,対照群においても1例認められている.以上のように,N-フェニルマレイミドの一般毒性学的影響としては雄の場合と同様に胃への影響が顕著であった.
親動物の生殖発生に対しては,前述したように20 mg/kg群でも精巣,精巣上体,精嚢,前立腺,卵巣,子宮,腟および乳腺に病理組織学変化は認められなかった.また,発情回数,交尾率,交尾所要日数,受胎率,妊娠黄体数,着床数,着床率,出産率,妊娠期間,分娩状態および哺育状態では,投与に起因する変化はみられなかった.
児動物に対しては,総出産児数,分娩率,哺育0日の新生児数,児の産出率,性比,死産児数,出生率,一般状態,哺育4日の生存児数,新生児の4日の生存率では投与に起因する変化はみられなかった.新生児の外表観察において,投与に起因する変化はみられなかった.児動物の体重では,各投与群とも対照群との間に差はみられなかった.児動物の剖検では,投与に起因する変化はみられなかった.
以上のように,N-フェニルマレイミドの一般毒性学的無影響量は,雄では5 mg/kg投与により胃に影響が認められたことから2.5 mg/kg/day,雌では2.5 mg/kg投与により胃に影響が認められたことから2.5 mg/kg/day未満と考えられる.また,生殖発生毒性学的な無影響量は,雌雄とも20 mg/kg投与してもいずれの観察項目にも影響は認められなかったことから20 mg/kg/dayと考えられる.児動物では,20 mg/kg投与してもいずれの観察項目にも影響は認められなかったことから20 mg/kg/dayと考えられる.
1) | 古橋忠和ほか,未公刊. |
連絡先 | |||
試験責任者: | 古橋忠和 | ||
試験担当者: | 三輪芳久,長瀬孝彦,牧野浩平,内藤一嘉,木村均,岡田雅昭 | ||
(株)日本バイオリサーチセンター 羽島研究所 | |||
〒501-6251 岐阜県羽島市福寿町間島6-104 | |||
Tel 058-392-6222 | Fax 058-392-1284 |
Correspondence | ||||
Authors: | Tadakazu Furuhashi (Study director) Yosihisa Miwa, Takahiko Nagase, Kohei Makino, Kazuyoshi Naito, Hitoshi Kimura and Masaaki Okada | |||
Nihon Bioresearch Inc. | ||||
6-104, Majima, Fukuju-cho, Hashima, Gifu, 501-6251, Japan | ||||
Tel +81-58-392-6222 | Fax +81-58-392-1284 |